はじめての四国遍路 〜お遍路をするにあたって〜

 








   
 
 
 
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はじめて四国遍路をされようと思われている方へ

撮影取材協力:門前一番街
 四国遍路に行きたいが何から始めたらよいのか?
まずその気持ちがあれば大丈夫です。四国遍路を始めようと思った時からスタートしています。基礎知識として四国遍路は、四国四県にまたがり円を描く様に点在している八十八カ所の霊場を参拝するものでその距離はおよそ1400キロにも及ぶといわれております。しかし、これは一度に回らなければならないものではなく、ご自身の時間の都合のつく回り方で良いのです。
(サラリーマンの方などは夏休みごとに自分の中の区切り区切りで毎年回られる方もいらっしゃいます)
一般的に一番霊場・霊山寺から始まり八十八番・大窪寺にて終わるというイメージが強いのですが、決してそんなことはありません。途中の霊場から始めたり飛ばし飛ばしになってしまっても構わないのです。確かに一番さんの霊山寺から始める方も多いので歩き遍路の場合、同じペースで回るお知り合いも作りやすいかもしれません。

 お遍路をするにあたって何を着たら良いのだろう?

特に決まりはありません。普段着で回られる方もいらっしゃいます。一般的によく見かけるのは動きやすいラフな服装の上に白衣(白装束)を着られている方が多いかと思います。勿論、靴等は言うまでもありませんが履き慣れたものが良いでしょう。遍路道中、三十七番・岩本寺から三十八番・金剛福寺はおよそ90キロも離れていますし、また、十一番・藤井寺から十二番・焼山寺は険しい山道を普通に歩いて5時間、ゆっくり歩くと8時間程度も歩かなければなりません。

 お遍路さんの持ち物は?

一般的には金剛杖・輪袈裟・数珠(念珠)・菅笠・納め札・お灯明(ロウソク)・お線香・お経本・納経帳など。
あればいいものとして当然のようですがタオル。このタオルは菅笠をかぶる際の頭皮との擦れを抑える緩衝材として頭にかぶります。(基本的なものはお寺やお寺近くの商店で揃えることが可能です。)

納め札の種類



四国遍路の回った回数(満願達成)によって
納め札は種類が変えることが出来ます。
1回目から4回まで白札 100回目からは錦札

「納め札」はいわばお遍路さんの名刺代わりとなるものなので是非持ちたいものの一つです。
また、「納め札」は出来れば前日に必要な数に予備を数枚、記入しておくといいでしょう。各お寺の本堂や大師堂で「こちらへ伺った者です」という挨拶の気持ちで納めますし、遍路の道中において地元の方のお接待を受けた際にも使いますので先に記入してあればとても楽に納めることが出来ます。



 お遍路さんへのお接待とは?


地元の方の親切やご好意をご接待という。基本的に断ることは失礼なので有り難く受けること。お礼として名刺代わりの納め札を渡します。当然ですがあくまでもご好意なので強要などは絶対にしないこと。また、ご接待が無いなどという気持ちは起こしてはいけません。


 お遍路さん「まめ知識」基礎講座


・橋の上では杖をついていけない
・宿に入る時は杖を洗ってから
・通夜堂には基本的に無料で泊まれる
・お寺が営む宿坊は有料
・食事やお手洗いの際は輪袈裟を外す
・お賽銭をしたら少しずれた所でお経を唱える
・霊場への参拝時間は決まりはない
・納経は朝7時から午後5時まで
・通夜堂はその寺ごとの決まりがありお勤めをしたりするなど様々
・お灯明やお線香は他のお灯明やお線香の火を貰わないこと
・お経を唱える際に杖は持ってはいけない
・区切り打の際は一旦お寺に杖を預けられる


 
 

基礎知識:基本的なお参りの仕方
(一番・霊山寺:芳村超全住職談
< DVD「四国遍路寺 〜同行二人〜 > より
山門(お寺の入り口)で一礼する。
手を清め、口をすすぐ。
本堂へ参拝する。

 お灯明(ロウソク)
    とお線香三本をあげる。
 納め札を納める。
 お賽銭を供える。
 数珠(念珠)を擦り
    お経(真言)をとなえる。




続いて同様に大師堂にお参りをする。
納経帳の御宝印を頂く
最後に山門でお礼の一礼をする。


四国八十八箇所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には下記の様に記されております。

四国八十八箇所(しこくはちじゅうはっかしょ)とは、
四国にある88か所の弘法大師(空海)ゆかりの霊場のこと。
四国札所・四国霊場ともいう。

概要

江戸時代ごろから盛んに巡礼が行われるようになり、
これを模して小豆島・江戸などにも八十八箇所の巡礼地が作られた。
この巡礼のことを特に遍路と呼び、巡礼者をお遍路さんと呼ぶ。
遍路は順番どおり打たなければならないわけではなく、巡礼者の都合により、
移動手段や日程などさまざまである。順番どおり打つのを順打ち、
逆に打つのを逆打ちといい、うるう年には逆打ちをする人が平年に較べ多いようである。
巡礼者は一般に本堂と大師堂に参り、その後参った印として納経所で納経を行う場合が多い。
巡礼の後、高野山(金剛峯寺)に詣でて「結願成就」とする。



 
 

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